「インプラントが気になるけれど、手術や費用が心配」 「入れ歯やブリッジと、どれが自分に合うのかわからない」 「将来、介護が必要になったときに管理できるか不安」。治療を検討するなかで、さまざまな疑問が浮かぶと思います。
この記事では、日本口腔インプラント学会専門医の歯科医師・九鬼ゆりが、相談前によくある疑問にお答えします。 研究論文や学会の治療指針も踏まえながら、治療を選ぶ際に確認していただきたい点をご紹介します。
私たちが大切にしているのは、今ある歯を守りながら、患者様のお口とお体、 ご希望に合う方法を一緒に考えることです。治療を受けるか決めていない方も、 ご自身の場合を考える参考になさってください。
相談と治療選びについて
Q1. まだインプラントにするか決めていなくても、相談できますか?
はい。治療を受けるか迷っている段階でも、ご相談いただけます。
「まずは説明を聞きたい」「入れ歯やブリッジも含めて比較したい」 「自分にインプラントが向いているか知りたい」といったご相談も受け付けています。
他の医院で説明を受けたものの、十分に理解できなかったことや、 別の歯科医師の意見も聞いてみたいことがある場合は、セカンドオピニオンとしてご相談いただくことも可能です。 お手元に治療計画書や検査資料があれば、ご持参ください。
相談では、お悩みを整理し、考えられる治療方法や確認が必要な点をご説明します。 その場で治療を決める必要はありません。内容をご理解いただき、ご自身のペースでご検討ください。
Q2. 入れ歯やブリッジと迷っている場合は、どう選べばよいですか?
それぞれの特徴を、ご自身のお口の状態や生活に照らして比較することが大切です。
- インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め、その上に歯を装着する方法です。隣の歯を支えにせず補える一方、手術や治療後の管理が必要です。
- ブリッジは、残っている歯などを支えにして、失った部分を補う方法です。通常は支えとなる歯を削る必要があり、その歯への負担も考えます。
- 入れ歯は、取り外し式の装置で歯のない部分を補う方法です。広い範囲の欠損にも対応できますが、安定性や装着感にはお口の状態や設計による違いがあります。[1]
残っている歯や骨、噛み合わせ、持病やお薬、費用、通院のしやすさまで含めて検討します。「取り外したくない」「できるだけ手術を避けたい」など、患者様が大切にしたいこともお聞かせください。
Q3. 失敗したくありません。どのように医院を選べばよいですか?
検査と説明に加え、治療後の管理や、問題が起きたときの対応まで確認してください。
どのような医療にも、結果を100%保証することはできません。そのうえで、私が大切だと考えるのは、リスクを減らすための準備と、長期的に相談できる体制です。
相談時には、次の点を確認すると判断しやすくなります。
- 歯を残せる可能性や、他の治療方法も説明してくれるか。
- ご自身の検査結果を示し、その治療を勧める理由を説明してくれるか。
- 費用総額、追加費用の条件、期間、主なリスクが明確か。
- 治療後の通院とメンテナンス、問題が起きた際の連絡先がわかるか。
- わからないことを質問でき、納得するための時間を取れるか。
インプラント周囲の病気の予防は、治療計画の段階から始まり、装着後の継続的な管理までつながっています。[2] 資格や経験も参考にしつつ、説明のわかりやすさや相談しやすさも含めてお選びください。
Q4. 手術がとても怖いのですが、相談だけしても大丈夫ですか?
もちろんです。怖さの内容を伺い、対応方法を一緒に考えます。
当院では、手術への不安が強い方に対し、麻酔科医と連携して静脈内鎮静法を行っています。静脈からお薬を投与して、不安や緊張を和らげる方法です。痛みを抑えるための局所麻酔も併用します。
眠気を感じたり、治療中の記憶が曖昧になったりすることがありますが、感じ方には個人差があります。全員が完全に眠ったり、治療中の記憶が必ずなくなったりする方法ではありません。
呼吸が弱くなる、血圧が変動するなどのリスクがあるため、持病やお薬を確認して適応を判断し、治療中は呼吸・血圧などを管理します。[3] 術後の痛みや腫れへの対応、当日の飲食や帰宅時の注意点についても、事前にご説明します。
Q5. 費用や治療期間は、相談でわかりますか?
無料相談で大まかな目安をお伝えし、詳しい計画とお見積りは精密検査後にご説明します。
当院の無料相談では、パノラマエックス線写真でお口全体の状態を確認し、考えられる治療方法と費用・期間の目安をご案内します。
ただし、パノラマ写真だけで骨の厚みや神経の位置などを十分に確認できるとは限りません。具体的な計画を立てる段階では、CTなどの必要な検査とお口の診査を行います。[1]
インプラントは原則として自費診療です。検査、手術、被せ物、必要に応じた骨造成や鎮静、治療後のメンテナンスまで、何が費用に含まれるか確認することが大切です。無料相談に含まれる範囲や検査にかかる費用は、ご予約時・検査前にご案内します。
骨の状態と治療中の生活について
Q6. 昔、上の入れ歯を作ったときに「インプラントはできない」と言われました。今ならできますか?
以前難しいと説明された方でも、現在の状態を調べることで、治療を検討できる場合があります。
まず、当時インプラントが難しいとされた理由を確認します。骨の不足だけでなく、持病やお薬などが理由になっていることもあるためです。
上の奥歯の上方には「上顎洞」という空洞があります。この空洞までの骨の高さが不足している場合には、上顎洞の粘膜を持ち上げ、骨を作るための空間を確保する「サイナスリフト」などを検討します。方法は、残っている骨の量や上顎洞の状態などで選びます。[4]
当院でも、検査結果に応じて骨造成やサイナスリフトを含めた治療をご案内しています。ただし、追加の手術には腫れ・感染・上顎洞炎などのリスクがあり、費用や期間も増える場合があります。骨を増やせば必ず治療できるということではないため、他の選択肢も含めて判断します。
Q7. インプラント治療中は、今使っている入れ歯を外さないといけませんか?
治療期間中も、今の入れ歯を調整して使える場合があります。
ただし、手術を受ける際は入れ歯を外します。また、手術直後は傷口や骨を増やした部分に圧力がかからないよう、一時的に使用を控えていただくことがあります。再び使う際にも、内面や噛み合わせの調整が必要になる場合があります。[5]
使えるかどうかは、残っている歯の本数だけで決まるものではありません。入れ歯の支え方、手術の範囲、傷の状態などを確認して判断します。
「仕事中に歯がないと困る」「食事をどうしたらよいか不安」といったご事情も、治療前にお聞かせください。入れ歯を使える時期や、一時的に使えない場合の過ごし方を含めて計画します。
Q8. 前歯を抜歯する予定です。インプラントの歯が入るまで、歯がないままですか?
前歯では、治療中の見た目にも配慮し、仮歯の方法を検討します。
隣の歯に接着して支える仮歯や、取り外し式の仮歯などがあります。当院でも、条件が合う場合には、隣の歯に接着する仮歯で一時的な見た目を補う方法を検討します。
仮歯の役割には、見た目を補うことに加え、発音や噛み合わせ、周囲の歯ぐきへの配慮も含まれます。[6] 条件が整えばインプラントに早い段階で仮歯を付けられる場合もありますが、骨や歯ぐきの状態、インプラントの安定性などによって判断が必要です。[1]
仮歯は最終的な歯と同じように強く噛めるとは限りません。外れや破損を防ぎ、治療部位の治癒を妨げないよう、食べ方や使い方をご案内します。抜歯前に、治療中の仮歯についてもご相談ください。
Q9. インプラントの料金が、人によって違うのはなぜですか?
必要な処置と、作る歯の条件が一人ひとり異なるためです。
同じ1本のインプラントでも、骨が十分にありそのまま埋入できる場合と、骨を増やす処置が必要な場合では、治療内容が変わります。必要な本数、被せ物の種類、仮歯、歯ぐきの処置、鎮静の有無なども費用に関わります。
なお、抜歯が必要だからといって、必ず骨がなくなっているわけではありません。虫歯や歯の破折など、抜歯の理由はさまざまです。骨の量は検査で確認します。
費用を比較する際は、「1本いくら」という表示に何が含まれているかをご確認ください。当院では、精密検査後に必要な処置を整理し、治療費のお見積りをご説明します。治療後のメンテナンス費用も含めてご相談ください。
Q10. 「骨が足りない」とは、どういう意味ですか?
インプラントを適切な位置に入れるための、骨の高さや幅が不足している状態です。
歯を支えていた骨は、歯周病によって失われたり、抜歯後に形や量が変わったりします。抜歯後の変化を調べた研究でも、骨の幅や高さが減少することが報告されています。[8] 上の奥歯では上顎洞、下の奥歯では神経までの距離も考慮します。
必要に応じて、骨を増やす「骨造成」を行います。代表的な方法には、骨を作る材料と膜を用いるGBRや、上の奥歯に用いるサイナスリフトなどがあります。骨造成を先に行う場合と、インプラントの埋入と同時に行う場合があり、骨の不足の形や範囲によって選択します。[1,4]
骨を増やす処置の必要性だけでなく、その負担や見通しを含めて説明を受けることが大切です。
歯を残す判断と治療後のトラブルについて
Q11. 虫歯がありますが、だめになったらインプラントにすればよいのでしょうか?
治療によって残せる歯は、できるだけ大切にしていただきたいと考えています。
インプラントは、失った歯を補うための有力な選択肢です。ただし、ご自身の歯を治療せずに失ってよいということではありません。
虫歯や歯周病が進んでいても、適切な治療と管理で使い続けられる歯があります。歯周病で状態が悪くなった歯を対象とした系統的レビューでも、治療と継続的なメンテナンスによって歯を保存できる場合が示されています。[9] もちろん、すべての歯を残せるわけではありませんが、まずは保存できるか、その見通しを確認することが大切です。
インプラント自体は虫歯にならなくても、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。歯を失った原因を見直し、お口の環境を整えることは、どの治療方法を選んでも必要です。[2]
Q12. 歯を抜くことに抵抗があります。インプラントを考えている場合、いつ抜けばよいですか?
まずは、その歯を残せない理由と、残した場合の見通しを確認しましょう。
抜歯の判断は、虫歯の範囲、歯の破折、感染、歯周病の進行などによって異なります。迷いがある場合は、保存できる可能性について、別の歯科医師の意見を聞くことも一つの方法です。
一方、感染が続いている歯を放置すると、周囲の組織への影響が広がることがあります。痛みがないことだけで、待ってよいとは判断できません。
また、「歯を抜く時期」と「インプラントを入れる時期」は分けて考えます。抜歯と同時に入れる方法もあれば、歯ぐきや骨の治癒を待ってから入れる方法もあります。感染の状態、骨や歯ぐきの条件、適切な位置でインプラントを安定させられるかなどを踏まえて選択します。[7]
抜歯の理由、待つ場合の注意点、その後の仮歯や治療の予定まで説明を受けてから決めていきましょう。
Q13. インプラントが、だめになることもあるのですか?
はい。長期間使える方が多い一方で、使い続けられなくなる場合もあります。
長期成績をまとめた2019年の系統的レビューでは、10年後のインプラント生存率は通常の解析で96.4%、追跡できなかった人の影響を考慮した解析で93.2%でした。[10] これは研究対象となったインプラントが残っていた割合であり、当院の成績や、トラブルが一度も起きない確率を示す数字ではありません。
不具合には、骨とうまく結合しない場合、被せ物の破損やネジの緩み、周囲の組織に炎症が起こる場合などがあります。
特に「インプラント周囲炎」は、インプラントを支える骨が炎症によって失われる病気です。[11] インプラントは骨と結合して安定しますが、その支えが失われると、治療や除去が必要になることがあります。歯磨きと定期的な検査・清掃を続け、出血、腫れ、膿、違和感や動きに気づいた場合は早めにご相談ください。[2]
Q14. インプラントがだめになったら、どうすればよいですか?
何が起きているのかを調べ、修理・治療・再治療の選択肢を検討します。
被せ物が欠けた、ネジが緩んだといった問題であれば、修理や部品の交換などで対応できる場合があります。インプラント周囲炎がある場合には、炎症の程度や骨の状態に応じて治療します。
インプラントを除去しなければならない場合でも、炎症を落ち着かせ、必要に応じて骨造成を行ったうえで、再びインプラントを入れられることがあります。再埋入を扱った系統的レビューでも、再治療は選択肢になるとされています。ただし、最初の治療と同じ条件とは限らず、繰り返せば必ず解決できるわけではありません。[12]
まずは、なぜ問題が起きたのかを確認することが先です。再発を減らすための見直しを行い、入れ歯やブリッジも含めて、維持していきやすい方法を考えます。
年齢と将来のケアについて
Q15. 年齢によって、インプラントの治療成績は違いますか?
年齢だけで、治療できるか、長持ちするかを判断することはできません。
2025年の系統的レビューでは、27研究・3,892本のインプラントを分析し、平均年齢が75歳を超える集団でも良好な生存率が報告されています。ただし、治療を受けられる健康状態の方が選ばれている可能性があり、持病などの情報も十分ではないため、「高齢の方が有利」という意味ではありません。[13]
一方、長期成績を調べた別の解析では、高齢群で喪失リスクが高まる可能性も示されており、年齢と成績の関係は研究条件によって異なります。[10] 「若い方が免疫力があるので必ず成功しやすい」とも言い切れません。
実際には、持病の状態、服用薬、骨の状態、喫煙、歯周病、清掃と通院を続けられるか、将来の介助の見通しまで含めて判断します。年齢だけを理由に諦めたり、反対に若いから問題ないと考えたりせず、ご自身の条件を確認していきましょう。
Q16. 将来、介護施設に入ったときのケアが心配です。インプラントはやめた方がよいですか?
将来のお手入れまで見据えて、治療方法と支援体制を考えることが大切です。
介護が必要になったからといって、すべてのインプラントを取り除く必要があるわけではありません。ただし、ご自身で磨くことや通院が難しくなると、管理上の問題が生じることがあります。
確認したいのは、本数だけではなく、被せ物の形、清掃しやすさ、手指や認知機能、家族・介護職員の支援、訪問歯科を利用できるかという点です。天然歯と同じく歯垢を取り除くことが基本ですが、装置に合った歯ブラシや歯間ブラシなどの使い方を、ご本人や介助する方にお伝えする必要があります。[14]
固定式の歯のお手入れが難しくなった場合には、清掃しやすい形に修正したり、取り外し式のインプラントオーバーデンチャーに変更したりすることも選択肢です。ただし、変更できるかはインプラントの種類や位置などにより、取り外し式でも着脱の介助が必要になる場合があります。[15]
介護施設への入居を理由に一律に決めるのではなく、今の使いやすさと将来の管理の両方を考えましょう。治療を受けた医院、インプラントの種類や位置、ケア方法などを記録しておくことも、引継ぎに役立ちます。[14,15]
Q17. インプラントをするメリットは、ずばり何ですか?
噛みやすさを取り戻し、食事や会話を楽しめる口元を支えることです。
歯を失ったことで食べにくい、入れ歯が動く、口元が気になるといったお悩みがある場合、インプラントが改善の選択肢になることがあります。歯がすべてない方を対象とした系統的レビューでは、インプラントで支える固定式の歯や取り外し式の義歯によって、お口に関する生活の質や満足度が改善したことが報告されています。[16]
一方、「インプラントを入れると認知症を予防できる」「介護施設に入らずに済む」「健康寿命が伸びる」という効果が確立しているわけではありません。
歯の喪失と認知機能の低下との関連を示す研究や、インプラントと認知症発症との関連を調べた観察研究はあります。ただし、もともとの健康状態、生活習慣、経済状況、受診行動などの影響を十分に除けず、インプラントそのものによる予防効果を証明したものではありません。[17,18]
私たちは、食べたいものを楽しむこと、人と話すこと、口元を気にせず笑うことなど、患者様が大切にしたい日常を支える治療を目指しています。そのためにインプラントが適しているかを、他の方法も含めて一緒に考えていきます。
まずはご自身に合う治療を知ることから
インプラントを検討する際は、失った歯をどう補うかに加え、今ある歯をどう守るか、治療後にどのように管理していくかも大切です。
難波のくきデンタルオフィスでは、お悩みやご希望を伺い、お口とお体の状態に合う治療の選択肢をご説明します。治療を受けるか迷っている方、他院での説明についてもう一度相談したい方も、お気軽にお話しください。
インプラント治療は原則として自費診療です。手術後の痛み・腫れ・出血・感染、神経や上顎洞への影響、骨と結合しない可能性、インプラント周囲炎などのリスクがあります。必要な処置や治療期間・回数には個人差があり、具体的な内容は診査・検査後にご説明します。
参考文献
本文中の番号は以下の文献に対応します。研究の結果は対象者や治療条件によって異なり、個々の患者様の結果や当院の治療成績を保証するものではありません。
[1] 日本口腔インプラント学会編. 口腔インプラント治療指針2024. 2024(2026年3月修正版を参照). 学会公開資料
[2] Herrera D, Berglundh T, Schwarz F, et al. Prevention and treatment of peri-implant diseases—The EFP S3 level clinical practice guideline. J Clin Periodontol. 2023;50(Suppl 26):4–76. doi:10.1111/jcpe.13823
[3] Japanese Dental Society of Anesthesiology, Working Group on Guidelines Development. Practice Guidelines for Intravenous Conscious Sedation in Dentistry (Second Edition, 2017). Anesth Prog. 2018;65(4):e1–e18. doi:10.2344/anpr-65-04-15w
[4] Starch-Jensen T, Jensen JD. Maxillary Sinus Floor Augmentation: a Review of Selected Treatment Modalities. J Oral Maxillofac Res. 2017;8(3):e3. doi:10.5037/jomr.2017.8303
[5] Cambridge University Hospitals NHS Foundation Trust. Dental implants in restorative dentistry. Version 2. 2025. 患者向け診療説明
[6] Santosa RE. Provisional restoration options in implant dentistry. Aust Dent J. 2007;52(3):234–242. doi:10.1111/j.1834-7819.2007.tb00494.x
[7] Tonetti MS, Jung RE, Avila-Ortiz G, et al. Management of the extraction socket and timing of implant placement: Consensus report and clinical recommendations of group 3 of the XV European Workshop in Periodontology. J Clin Periodontol. 2019;46(Suppl 21):183–194. doi:10.1111/jcpe.13131
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[9] Sarafidou K, Lazaridi I, Gotsis S, et al. Tooth preservation vs. extraction and implant placement in periodontally compromised patients: A systematic review and analysis of studies. J Prosthodont. 2022;31(8):e87–e99. doi:10.1111/jopr.13560
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[11] Berglundh T, Armitage G, Araujo MG, et al. Peri-implant diseases and conditions: Consensus report of workgroup 4 of the 2017 World Workshop on the Classification of Periodontal and Peri-Implant Diseases and Conditions. J Clin Periodontol. 2018;45(Suppl 20):S286–S291. doi:10.1111/jcpe.12957
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[16] Abou-Ayash S, Fonseca M, Pieralli S, Reissmann DR. Treatment effect of implant-supported fixed complete dentures and implant overdentures on patient-reported outcomes: A systematic review and meta-analysis. Clin Oral Implants Res. 2023;34(Suppl 26):177–195. doi:10.1111/clr.14065
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