歯周ポケット検査

歯周ポケットの検査、正直「嫌」だと思います

今回はこのテーマについて、くきデンタルオフィス代表歯科医師の九鬼ゆりがお答えしていきます。

「チクチクして痛い」
「毎回これが一番イヤ」
「できればやりたくない検査」
歯周ポケットの検査について、こう感じている方はとても多いです。
実際、歯科の検査の中でも不快感を感じやすい検査なのは事実です。
ですが、まずお伝えしたいのは、この検査が痛いのは、検査が乱暴だからではありません。

歯周ポケット検査とは何をしているの?

歯周ポケット検査では、細い器具(プローブ)を使って、

・歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さ
・出血の有無
・歯ぐきの炎症状態

を測定しています。
見た目では分からない「歯ぐきの中の状態」を知るための検査です。

なぜチクチク痛く感じるのか?

ここが一番大事なポイントです。

歯周ポケット検査が痛い理由の多くは、歯ぐきに炎症があるからです。
・健康な歯ぐきは、
・引き締まっている
・ピンク色
触れてもほとんど痛みがない

状態です。
このような歯ぐきでは、歯周ポケット検査をしてもほとんど痛みはありません。

歯周病が進んでいるほど、痛く感じます

歯周病が進行すると、歯ぐきは
・赤く腫れる
・ブヨブヨになる
・毛細血管がもろくなる

この状態では、
ほんの少し触れただけでも「チクッ」とした痛みや出血が起こります。
つまり、検査が痛い=歯周病が強い可能性が高いということになります。
検査の痛みは、歯ぐきからのSOSサインなのです。

「検査がイヤだからやらない」は危険です

歯周病は、
・痛みがほとんどない
・自覚症状が出にくい
・静かに進行する

病気です。

歯周ポケットの検査をしなければ、
・どこが悪いのか
・どれくらい進んでいるのか
・どんな治療が必要か

が、正確に分かりません。
検査をしないままでは、見た目がきれいでも骨が溶けている状態を見逃してしまうことがあります。

なぜ歯周ポケットの深さが重要なの?

歯周病は、歯周ポケットが
・3mm以下で出血も無い → 健康
・4mm以上・3mm以下でも出血がある → 歯周病
・深くなるほど重症

という特徴があります。

ポケットが深くなると、
・歯ブラシが届かない
・汚れがたまりやすい
・さらに炎症が進む

という悪循環に入ります。
この「深さ」を把握するために、歯周ポケット検査は欠かせないのです。

実は「痛い検査」は、早期発見のチャンス

歯周ポケット検査で
・痛みがある
・出血がある
というのは、まだ取り返しがつく段階で気づけたということでもあります。

この段階で、
・正しいクリーニング
・適切なセルフケア
・定期的な管理

を行えば、歯周病の進行を止めることは十分可能です。

当院がこの検査を大切にしている理由

当院では、
・見た目だけで判断しない
・数字で状態を把握する
・悪いところを見逃さない

ことを大切にしています。
歯周ポケット検査は、今の状態を知り、将来歯を守るための検査です。

チクチクは「必要ない痛み」ではありません

・歯周ポケット検査が痛いのは、歯ぐきに炎症があるサイン
・歯周病が強いほど、痛みや出血が出やすい
・検査をしないと、本当の状態は分からない
・早期発見・早期対応のために必要な検査

「イヤだな」と感じる検査ほど、実は歯を守るために重要な検査です。
将来、「もっと早く知っていればよかった」とならないために。
歯周ポケットの検査は、あなたの歯を守るための大切な第一歩です。