ホワイトスポット

歯の表面の白いシミ“ホワイトスポット”

鏡でご自身の歯を見たときに、「歯の表面の一部が白くなっている」と気づいたことはありませんか?
実はそれが「ホワイトスポット」と呼ばれるものです。
ホワイトスポットは、歯のエナメル質が部分的に脱灰(カルシウムやリンなどのミネラルが溶けだすこと)し起こる症状で、通常の歯との光の屈折や透過性の違いから白く見えます。

そもそもホワイトスポットの原因とは?

初期の虫歯

虫歯は、歯の表面のエナメル質が酸によって脱灰することで始まります。この脱灰の状態の歯は白く 見えるため、それがホワイトスポットとして現れます。

エナメル質形成不全

「エナメル質形成不全」とは、歯が形成される時点で歯の表面を覆うエナメル質をうまく作ることが できなかった状態のことを指します。これは主に、遺伝的な要因や、妊娠中や乳幼児期の病気や栄養不足、特定の薬剤(テトラサイクリン系抗生物質)の影響などが原因として挙げられます。

フッ素の過剰摂取

幼少期(特に0〜6歳頃の永久歯を形成する期間)にフッ素を過剰に摂取すると、白いシミができるこ とがあります。特に海外の一部の国では水道水にフッ素が添加されており、過剰摂取につながることもあります。

ホワイトスポットの治療法は症状の程度に
よって変わってきますが多くの場合、
“ 削らずに治す ”ことができます! 

ホワイトスポットの治療法

フッ素やミネラルの塗布

初期の虫歯で再石灰化が追いつく程度であれば、フッ素やミネラルの塗布でホワイトスポットが改善さ れる場合もありますが、これは非常に稀な例となります。

ICON(アイコン)治療

特殊なレジン(樹脂)を白斑部分に浸透させてホワイトスポットを目立たなくさせる治療法です。
歯を削る必要がないため痛みも少なく、審美性の高さが特徴です。
当院では主にこの治療法を用いてホワイトスポットの改善をおすすめしております。

ダイレクトボンディング / ラミネートベニア

目立つ白斑や、深部まで進行しているホワイトスポットの場合は、削って白い樹脂を詰めるダイレクト ボンディングや、歯の表面を薄く削りセラミックの板を貼るラミネートベニアなどの治療法を適用する場合もございます。

ホワイトスポットの症例

主訴 前歯のホワイトスポットが気になる
治療 ホワイトスポットの部分を削らずに、薬剤を浸透させるICON(アイコン)治療を行いました。
リスク 経年劣化により変色がおこる可能性があります。
場合によってはホワイトスポットが完全に消失しないこともあります。
費用 ¥ 50,000(税別) ( 治療回数が2回かかる場合も費用は一律 )

「ホワイトスポットかも?」歯のシミが気になる方へ

⚫︎ 前歯の白いシミが気になる
⚫︎ 他院で歯を削る治療を進められた
⚫︎ ホワイトニングをしたのに白斑だけ残ってしまって目立っている

このようにホワイトスポットに関してお悩みや不安を感じられている方は、ぜひ一度ご相談ください。当院では、丁寧にカウンセリング・説明をさせていただいた上で、削らずに目立たなくする「ICON(アイコン)治療」など、患者様にとって最良の治療方法をご提案させていただきます。