リップアートメイクとは?
唇にする美容医療の基本
「朝のメイクを楽にしたい」「すっぴんでも血色の良い口元でいたい」
――そんな悩みを解決する美容医療の一つが、リップアートメイクです。
唇に色素を入れることで、ナチュラルな血色感や輪郭の美しさを長期間キープできるこの施術は、近年ますます人気が高まっています。
本記事では、リップアートメイクの基本から仕組み、メリット・デメリットまでをくきデンタルオフィスの美容歯科医師の九鬼ゆりがわかりやすく解説します。
リップアートメイクとは?

リップアートメイクとは、歯科医院などの医療機関で行う「落ちないメイク」の一種で、専用のマシンと針を用いて唇に色素を定着させる施術です。
リップティントや口紅とは違い、水や汗で落ちないのが最大の特徴です。
唇に色を加えることで、
- 顔色が明るく見える
- 口元がくっきりして若々しい印象になる
- すっぴんでもすっぴんに見えない
といった美容効果が期待できます。
タトゥーや刺青とどう違うの?

「色を入れる」と聞くと、タトゥーや刺青を想像される方も多いですが、リップアートメイクは“皮膚の浅い層”に色素を入れるため、時間とともに自然に薄くなります。
一般的に2〜3年ほどかけて徐々に色が抜けていくため、流行や年齢に応じて次の色や形を変えることができ、セミパーマネントメイクとも呼ばれています。
どんな人におすすめ?似合う人・似合わない人の特徴

リップアートメイクは、以下のような悩みや希望を持つ方におすすめです。
おすすめな方
- メイクの時短をしたい
毎日のリップが不要になるため、朝の支度がぐっと楽になります。
子育てママさんにもおすすめです。 - 唇の色がくすんで見える
血色感を補うことで、健康的で若々しい印象に。 - 唇の輪郭がぼやけている
年齢とともに薄れてきた輪郭をはっきりさせることが可能です。 - マスク生活でも美しい口元を保ちたい
マスクをしていても、取り外したときに美しいリップをキープできます。
施術の流れ
リップアートメイクは、通常2〜3回の施術を行うことで完成度の高い仕上がりとなります。流れは以下の通りです。
カウンセリング
肌質、唇の悩み、希望の色・デザインなどをヒアリングし、似合うカラーやデザインを提案します。
歯科医院ならではの口腔内麻酔と唇への表面麻酔の併用
口腔内への麻酔の併用により痛みを最小限に抑えることができるため、ほぼ痛みはありません。
色素の注入(施術)
専用マシンを用いて丁寧に色素を入れていきます。
アフターケアの説明
施術後の注意点やケア方法をご案内します。
リタッチ(2回目以降)
約1か月後に定着具合を見て、必要に応じてリタッチを行います。
メリットと注意点
メリット
- リップメイクが不要になり時短になる
- 顔色が明るくなり、若見え効果も
- 唇のコンプレックスが解消される
注意点・デメリット
- 施術直後は腫れや皮むけ、乾燥が起こる場合がある
- 色味が定着するまで1〜2週間かかる
- アレルギーや持病のある方は施術できないことも
施術は医療行為のため、必ず医師や医療有資格者が在籍するクリニックで受けましょう。
リップアートメイクは
「自分の唇でおしゃれを楽しむ」美容法です。
毎日のメイクを楽にしながら、自然で美しい唇を演出できます。
加齢やくすみ、輪郭のぼやけなど、さまざまなお悩みにアプローチできるため、年代を問わず人気です。
「なんとなく気になるけど不安…」という方は、まずカウンセリングで疑問を解消することから始めてみてはいかがでしょうか?