オールオン治療とは
オールオン(All-on)治療とは、歯をすべて失ってしまった方、または残っている歯を保存できない方に向けたインプラント治療の方法です。
従来は、すべての歯を補うために10本以上のインプラントを埋める必要がありました。しかしオールオンでは、4本〜8本のインプラントで歯全体を支えることができます。これにより手術の負担や費用を大幅に軽減できるのが大きな特徴です。
オールオン4(All-on-4)
- 下顎・上顎に4本のインプラントを埋め込み、その上に連結した人工歯を固定する方法。
- 最小限の本数で済むため、手術の時間や費用を抑えやすい。
- 骨の状態が良ければ、手術当日に仮歯を入れて噛めるようになるケースも多い。
- デメリットとしては、支える本数が少ないため、強い噛みしめや歯ぎしりがある方、骨が極端に少ない方には不向きな場合がある。
オールオン6(All-on-6)
- 6本のインプラントで人工歯列を支える方法
- オールオン4よりもインプラントが多いため、安定性・耐久性が高くなる。
- 骨がやや弱い方でも適応しやすく、長期的に安定した噛み心地を得やすい。
- 手術や費用はオールオン4よりやや増えるが、バランスの良い治療法として選ばれることが多い。
オールオン8(All-on-8)
- 8本のインプラントで支える方法。
- 最も多くの支えを持つため、噛む力が強い方や骨量に余裕がある方に適している。
- 本数も多い分、上下どちらも長期的に安定しやすく、人工歯を小分けに固定できるため、万が一のトラブル時にも対応がしやすい。
- ただし、手術の侵襲や費用が最も大きくなるため、患者様の年齢や体調、骨の状態とのバランスを考える必要がある。
どの方法が良いのか?
オールオン4
費用を抑えたい方、比較的骨量がしっかりしている方
オールオン6
安定性と費用のバランスを取りたい方、骨の状態にやや不安がある方
オールオン8
長期安定を重視する方、噛む力が強い方
歯科医師がCT撮影などで骨の状態を確認し、最適な方法を提案します。
オールオンのメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
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まとめ
オールオン4・6・8は、総入れ歯に代わる先進的な治療法であり、少ないインプラント本数で「しっかり噛める歯」を取り戻せるのが大きな魅力です。
ただし、骨の状態や全身の健康状態によって適した方法は異なります。まずは歯科医院でCTを撮影し、治療計画を立ててもらうことが第一歩です。
インプラント治療を検討している方は、無料相談を活用し、自分に合ったオールオン治療を一緒に考えてみましょう。
